セイっ!

ハッ!

真っ先に起きるのは。

いちにちの始まりは、起床、あさ。

目が覚めて天井を眺めたり、周囲の景色を視界に入れるのが始まり。

 

でもその前に、耳が聞こえるひとは、耳が真っ先に起きると思う。

(わたしは聞こえないから分からないけど)

 

目覚まし時計、大きな音、料理の音。

車の音、ひとが歩く音、雀の鳴き声。

ひとの声、テレビの音、音楽。

 

ひとりひとり違う朝があって、朝を迎える方法も違う。

けれど、恐らく、たぶん、「音」という存在がなくてはならない存在で、

日常生活にずっとすりよっている。

 

でもわたしの日常生活では、音で始まらない。

「音」という存在がなくてはならない存在でもない。

テレビもよく音声を消して字幕だけで視聴するから、

「文字」のほうがなくてはならない存在。

でも、わたしの朝は文字で始まらない。

 

じゃあ、何で起きてるんだろう。

そして、真っ先に何が起きているんだろう。

それが最近のわたしのぎもん。