ほぼ自分のための記事。

過去、SNSに書いたものを読み返すための記録。

○Xgender

自分のことをカミングアウトしてない人には

どうやっても構えちゃうし、警戒心強くなっちゃうな。

人見知り以前に構えちゃうんだよな。

相手から、どんな人がタイプなの？って訊かれるのも、

どんなファッションを好んで着るの？という話になるのも、

子供とか産まないの？という話になるのかもしれない未来も、

全部いやだし、警戒しちゃうし、構えちゃうんだよな。

耳が聞こえたら、ってすごく痛感してしまう時があるように、

シスヘテで、何の違和感もない人だったらな、と

すごく痛感してしまう時もあるよね。

付き合っていかなきゃならないものが多いな。

本当はもっともっと堂々としていればいいだけの話だし、

背負うんじゃなくて、「これが私ですけど何か」って

受け入れたらいいだけの話でもあるんだろうけど。

こう考えるとさらにすごい痛感するのは、

カミングアウトしなくても、

カミングアウトしても、息ができるような、

少なくとも構えなくてすむような環境ではないことだよね。

 

「同性愛者です！」って言ったら、死刑にされる国もあるもんな。

その国では絶対に言えないな。

言ったら殺されるし死ぬんだから。

これも環境だよな。

 

 

○耳1

 

本当は人見知り、というよりも、耳が聞こえないことで悲観的に考えちゃうから、人に話しかけられないことが多い。

 

 

 ○耳2

読唇術で補ってます、とお話をすると、

みなさん、すごいね！、と言うけれど、

なんだか、違和感を感じるようになった。

その違和感が一体何なのかがまだわからない。

うんざりしてしまっているのかもしれない。

もしくは

「読唇術で補っている

　＝耳が聞こえる私たちと同じくらいの情報量があるってことだよね」

って思われているのかもしれない可能性にうんざりしたり、

読唇術のすごさに耳が聞こえないことで

起きる支障が隠れてしまうのかもしれないと

心配したりしてしまうことにもやもやしているのかもしれない。

 

○耳3

 

最近あった辛く感じた一瞬。

「早く返事が欲しければ、LINEとかメールじゃなくて電話しなさいよ！

　って思うわよね〜！あっはっはっは！」

「そうですね〜！あっはっはっは！

　(電話ができないから文字媒体のにしか頼れない……)」

 

○耳4

 

モデルというのは、お手本というよりかは、

偉人の伝記みたいな感じにヒントや生き様を教えてくれる人。

こんな風に生きて、こういうときはこう対処した、と

いうようなモデルという意味。

選択肢を増やしてくれる人ともいえる。

 

○耳5

 

特急がすごく遅れてるから駅員さんに問い合わせする人がたくさんいて、

その中に私もいたけど、

電光掲示板に表示された特急を調べなければ、

なんだかおかしいことになってることにも気がつかなかった。

アナウンスなんてもってのほかだ。

 

一気に孤独だと感じた。怖くなった。

どうしたらいいだろう、ってパニックになった。

情報が入ってこないのがすごく怖かった。

つぎなにをしたらいいかまったくわからないのが怖かった。

 

おそるおそると出来ている列に並んで、駅員さんに問い合わせした。

雑音や騒音で駅員さんの声が聞こえなかった。

みみがきこえないのでひつだんをおねがいします、とたのんだ。

してくれた。ありがたかった。

 

そのとき、私には情報を問い合わせる権利と受け取る権利があるんだと気がついた。

 

 

○耳6

 

ゲームのレビューで字幕の件に触れている記事があって、

そこには「(激しい息切れ)という部分はいらなかったのでは」と

書いてあったんだけど、

 

それを見た瞬間に

「それはお前が聞こえる側だからいらないって思うだけで、

　聞こえない側からにしたら大事な情報なんだよ。勝手に要らないと判断するな」

って思っちゃったんだけど、短気すぎるので落ち着こうと思いました。。。

もしかしたらその人も耳が聞こえづらい人かもしれないし、、、

 

でもこういうこと日常にありすぎるし、

思い当たりが多すぎるから余計にいらって……。

 

例えばアナウンスが流れて、何を言ってるかわからなかったから

友達に聞いたら「関係ないことだよ」って言われることがよくある。

 

それはあなたの勝手な判断だし、

情報を関係あるかないか判断する権利は私にもあるはずだ、と

もやもやしたりむかついたりすることが多々あった。言わなかったけど。

小学校からだったし、自覚したの最近だったし……。